2012年7月29日日曜日

家具屋さんで  すいかヨット



暑い日でした。
家具屋さんへ寄ってみました。
きれいで面白いものがいっぱいあります。




椅子を脇に寄せて写真を撮ったほうが、
きれいだったのですが、
家具屋さんなので、
家具がたくさん、
楽しいほうがいいかなと。




我が家のすいか
手前のガラスのお皿は西川孝次さんです。
家具屋さんで取り扱っています。




家具のなかみちさん


2012年7月26日木曜日

また訪ねてみたい新島襄旧邸


前に家具屋さんのHP(今はブログに移行)で紹介させてもらった記事(2009.9月)から転載。それは”家具と家にまつわること”で作ってみた、おまけのページでした。

***

京都御所の近くに同志社大学創設者である新島襄の旧邸があります。
ずいぶん昔、雑誌『サライ』に紹介されていたのを読みました。
ベランダを3面に張り巡らせたコロニアル様式の洋風の外観、中は和洋折衷で、家具がしっくりと落ち着いた書斎の写真に魅せられました。新島襄が自ら設計しローコストに徹したというのにも惹かれて、ある年の9月、公開日に合わせて寄ってみました。

といっても、見学したのはかなり前のことで、案内書でもらったパンフやネット記事を参考にして確認してみますと、この新島襄旧邸は、新島氏がアメリカ人の宣教師であり医師であるテイラーの助言を受けながらの設計だったそうです。
ローコストというのは、ボストンの友人シアーズから住宅資金にと寄付されたお金で学舎や教会を建てた後、その残りで建てた私邸だからで、その予算の中で、日本の蒸し暑い夏の気候に合う工夫が凝らされています。

実際、足を運んでみると、雑誌で見たときより実物のほうが遙かに面白くて、よく考えられた家の間取りに驚きました。

階段が二つあって、家の中をうまく行き来できます。子どもだったら、どの部屋へ出てみようかと、上がって降りて、走り回っていたかもしれません。

広いお台所には竈と木製の流し台と井戸もあり、どれも大きく清潔な感じで、食堂もすぐ横で非常に使い勝手がよさそうでした。<「新島襄旧邸の台所」(アトリエかわしろ生活館さん*後注)に素晴らしいイラスト図や写真、解説があります。必見>。

建物の特徴となっている2階のベランダと深い軒はもちろん気持ちがよく、回廊好き、縁側やバルコニー好きの方にはお勧めです。
家具が少ない2階と違って1階は居間や応接室に書斎などがあるため、家具調度品がいろいろ置かれています。椅子やテーブルなど明治初期には家具としては珍しかったでしょう。でも、外観こそ洋風ながら、中はどこか懐かしい日本の家で、ちょっとモダンな設備も備わった建物にごく自然に家具が溶け合っていました。

一生懸命考えて造りを工夫し、暮らしに合う家具を愛用した家は、とても魅力的に思えます。新島襄旧邸はローコスト住宅で造りは簡素ですけれど、豊かな趣のある家でした。
と、家具屋さんのHPらしいまとめ方になって、今、読み返すと恥ずかしいのですが、京都へ行く機会があれば、また訪ねてみたいと思います。
公開日が限られているのでご注意ください。

こんな立派なページができていたとは、知りませんでした。間取りが見られます。
クリックすると、立派な写真も出てきます。

力を入れているようです。10何年か前に行ったとき、入り口の案内所で葉書を購入して、そのつまらなさにがっくりしましたが、今はきっと素敵な写真葉書になっているに違いないと思います。
でも、案内所や邸内で監視兼ガイドをされている方々の、建物を愛しんでおられる気持ちが溢れていたのを思い出しました。皆さま、暑い中でも楽しそうでした。


*個人のサイトでは例えば、
               大山﨑山荘美術館もあります→。
「遊行七恵の日々是遊行」さん 「明治の京都、その名残」内、 新島邸→。
遊行さんは、別ブログ「うさぎの聞きかじり」で「セノオ楽譜」の記事や「死者の書」などでも、参考にさせていただいています。

文中の「アトリエかわしろ生活館」(top)さんも同じく、別ブログ「うさぎの聞きかじり」内の「シャルロット・ペリアンと日本展 椅子の話 (2012.3.17)」記事でも、参考にさせていただきました。



こうしてみると、皆さまのブログの方が、写真付きで、よくおわかりになると思います。



2012年7月16日月曜日

使いやすい築地慶太さんのパスタ皿



我が家の食器のなかで、いつも便利につかっているのが、築地慶太さんのパスタ皿。
ギャラリー一葉さんで購入しました。



重くありません。
扱いやすい大きさです。
乾きも早いです。

と実用的なだけではなく、

繊細な縞々に、どんな料理も映えます。






お手製ジェノベーゼソースをいただいたときのもの

ソースを作ってくださったのは70代の男性ですが、
本当に絶品でした。




撮ったときの写真です。




ギャラリー一葉さん(top)
築地慶太さんパスタ皿





2012年7月14日土曜日

電源ケーブルボックスを簡単に



100均の箱に色を塗りました。

子どもが昔、どこかでもらった飾りを上に付けました。











三本足の椅子の写真を撮ってみたときのもの。
蓋*を青く塗り、
ネームプレート型の金具を付けました。







他に、もう少し塗装に凝った市販品のボックスで
作ったものもあります。

金のツマミをつけたりしました。
今、手元にはありません。


最後は、余っている端材で作った電源ボックス。
家具屋さんにプレゼントして、
見えないところで使ってもらっています。






食パンみたいです。

他にもあるので、また載せてみます。


*よく考えたら、箱自体は100均で手に入れやすいのですが、
蓋は、夫が端材で作っていました。


何かお手持ちのもので合うものがあるかもしれません。



2012年7月12日木曜日

家族が寄ってくる、おかしな箱





3年くらい前の写真です。

一生懸命見栄えをよくして撮りました。






右の冷蔵庫みたいな家具は、
色が部屋のアクセントになっています。

10年以上経っていますが、
色に飽きることはありません。

でも、我が家では、
食品庫や飾り棚というより、
お菓子箱みたいになっています。

また、中をきれいにしてやらねば。




*広松木工のサンタフェシリーズです。



2012年7月10日火曜日

古くなっても着なくても手放さないタンクトップ


30年近く前の服があります。
私が初めて買ったDCブランドの服で、Y's(Yohji Yamamoto)のWORKSHOPのタンクトップです。
赤というより朱色で、暗い店内のディスプレイ台で、パッと明るく輝いていたように思い出します。斜めに、長く、すっと。あとはよく覚えていませんし、この記憶も捏造かもしれません。


お値段は七千円だったと思います。あの頃、タンクトップに七千円出すなんて、勇気が要ることでした。他の服はもっと高くて、バブルとは無縁だった貧乏な学生だった私には、それが精一杯というところだったかもしれません。でも、この赤に惹きつけられたのは確かです。


このタンクトップは、レーヨン素材で手洗いができないので、律儀にドライクリーニングに出して大切にしていました。数年過ぎると、着る機会がなくなり、節約のために手洗いするようになりました。縮まなかったのは幸いでしたが、光沢はなくなって、色もあせています。


当然の経年劣化で、いつかは処分しなくてはと思いつつ手放せなくて、記念にずうっと取っておくことにしました。


うーん、あんなに赤かったものが、だいぶ色が抜けて、ボールペンのインクが付いて擦ってしまったような跡が幾つもあります。でも、こっそりと、着るかもしれません。




黒や白のTシャツの上に
これを着てブラウジングし、
白いサブリナパンツを履いていました。







よくぞ買いました。
でも、まだ持っているの?
と聞かれそうです。




2012年7月9日月曜日

赤いサーモン



スモークサーモンをお裾分けで、いただきました。






辛子漬けにしたきゅうりと。

器はいつものパスタ皿。
卵もいつものガラスコンポート。


*パスタ皿  あとで載せます
*ガラス   西川孝次さん


2012年7月8日日曜日

ポットな急須




ポットの形をした急須です。
ありそうで、ない形。

あまり使わないうちに、ぶつけて、
ひび割れてしまいました。

植物を入れています。




20年以上の
おつきあい。







2012年7月7日土曜日

くふうのぞうさん



築何十年の古い賃貸マンションに住んで、もう長くなります。


初めは、あちこち手直しして、何とか住みやすくしようと努力していました。
幸い、夫が器用なので、わたしの要望に応じて棚や箱ものを作っては、あの手この手で家が快適になるようにしてくれました。


さて、ある日、図書館で借りてきた町田康氏の短編集『権現の踊り子』の中に、「工夫の減さん」という話がありました。減さんは工夫をするのだけれど、お金がないものだからちょっと節約気味のものを作ってしまい、それがあだになって益々貧乏になっていくような話だったと思います。
我が家は、節約は特に意識していなかったのですが、工夫に工夫を重ねていくと、いじましくもなってきて、「工夫の減さん」にぴったりと波長が合います。以来、我が家では、日曜大工もどきや工作をやるときは、必ず、「工夫の減さん」の名が出るのでした。


でも、それから早10年、本当に我が家は減さんになってしまったのか、ステップアップして引っ越しをする見通しもなくなってしまいました。
特にここ2,3年は、本当に器用貧乏で小まめな家人も、思いついたらトコトンやる私も、元気が出ません。何となく家らしい家にはなっていても、老朽化で傷みが激しい水回りや、建材の偽物チックな空気感が、すべてを淀ませてしまいます。
窓も開けにくい暗い家の中で、私は片付けはするものの、細かいところを掃除したり磨いたりする気が失せて、半ば自棄気味に。


そんな中、これまで作ってきた箱や、食卓の一品をデジカメで撮ってみると、なかなか楽しかったので、ブログに載せてみようかということなりました。ブログのタイトルは、減さんではゲンが悪いので「くふうのぞうさん」を考えましたが、おじさんぽいということで、却下となりました。


「うさぎの切りかぶ」にしても、うさぎと切り株は、韓非子の「守株待兎」から「待ちぼうけ」の歌にまでなっていて、験のよいタイトルとはいえないでしょう。
その寓話とは関係なく、切り株の上でモノを並べて喜んでいるうさぎのように、我が家のテーブルを舞台に、作ったものや好きなものなどを並べて記録していこうかなと思っています。


そう考えると、もう一度、住むところを大事にしたいという気持ちになれて、元気も出てきました。


減さん、ありがとう。





韓非子 wiki,jp
  守株待兎 「楽しいことわざ教室」さん